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「ライバルどこだっけ?」はもう終わり。AIが競合調査を『6時間→30分』に圧縮する技術

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「ライバルどこだっけ?」はもう終わり。AIが競合調査を『6時間→30分』に圧縮する技術

「ライバルどこだっけ?」はもう終わり。AIが競合調査を『6時間→30分』に圧縮する技術

「うちのサービスの競合ってどこ? ちょっと調べといて」

上司からの何気ない一言。
競合候補をググって、各社のWebサイトを開いて、
料金ページを探して、導入事例を読んで、特徴をメモして……

気づいたら6時間が経過。しかもまだ3社しか調べ終わっていない。
そしてまとめた資料は「なんとなくの印象」の羅列で、意思決定には使えないレベル。

もし、これが30分で終わったらどうでしょう?
しかも、きちんと構造化された「比較表」が、
そのまま上司への報告資料として使えるとしたら?

今日は、AIを「超速読リサーチャー」として使い、
競合調査を劇的に効率化する方法を紹介します。

1. なぜ「調べる」だけで1日が終わるのか

情報収集のプロセスを分解してみましょう。

  1. 探す: 競合候補をリストアップする
  2. 読む: 各社のWebサイトを読み込む
  3. 抜き出す: 料金、機能、強みなどをメモする
  4. 整理する: 比較可能な形式(表)にまとめる

このうち、最も時間がかかっているのはどれですか?
多くの場合、「2. 読む」「3. 抜き出す」です。

情報は山ほどある。でも人間は「文章を読んで、要点を抜き出す」のが遅い。
だからこそ、ここをAIにやらせるのです。

2. 仕組み:AIは「高速リサーチャー」

競合調査プロセス比較(従来6時間 vs AI30分)のビフォーアフター図

AIにWebページのURLを渡すと、そのページの内容を瞬時に読み込み、要約してくれます。
これを複数の競合サイトに対して繰り返し、最後に「表にまとめて」と頼むだけです。

従来のやり方

自分で10社のサイトを順番に読む。1社あたり30分。合計5時間。

AIのやり方

10社のURLをAIに渡して「読んで、比較表を作って」と頼む。合計30分。

3. 実践:30分で競合比較表を作る

ChatGPTやClaudeなど、Web閲覧機能のあるAIを使って実践してみましょう。

Step 1: 競合リストを作る

まずは競合候補をリストアップします。
分からなければAIに聞いてしまいましょう。

「日本国内の『クラウド経費精算ツール』の主要プレイヤーを10社リストアップしてください」

Step 2: 各社のURLを渡して読ませる

競合のWebサイトURL(トップページ、料金ページ、機能ページなど)をAIに渡します。

「以下のURLを読み込んで、内容を把握してください」
– https://example-a.com/pricing
– https://example-b.com/features
– …

Step 3: 比較軸を指定して表にさせる

読み込ませた情報をもとに、比較表を生成させます。

「読み込んだ情報をもとに、以下の項目で競合比較表を作成してください」
– 会社名
– サービス名
– 料金プラン(最安/最高)
– 主要機能(3つ)
– ターゲット顧客
– 強み/弱み(推測含む)

これだけで、意思決定に使えるレベルの比較表が30分以内に完成します。

4. 明日から使えるプロンプト

競合分析を構造化するための、汎用プロンプトです。

あなたは戦略コンサルタントです。
以下の【競合企業】について、指定の【比較軸】で競合分析表を作成してください。

# 競合企業(URLまたは社名)
1. 〇〇株式会社(https://example-a.com)
2. △△株式会社(https://example-b.com)
3. □□株式会社(https://example-c.com)

# 比較軸
- サービス概要(一言で)
- ターゲット顧客
- 価格帯(最安プラン/最高プラン)
- 主要機能(3つ)
- 強み(推測含む)
- 弱み(推測含む)

# 出力形式
Markdownの表形式で出力してください。
最後に「総評」として、市場全体の傾向を3行でまとめてください。

5. 調査は「読む」から「指示する」へ

これからの競合調査は、あなたがWebサイトを何時間も読み込む必要はありません。
AIという「超優秀な秘書」に、「これ調べといて」と頼むだけです。

人間がやるべきは、「何を調べるか」を決め、「結果をどう使うか」を考えること
つまり、戦略を立てることです。

6. まとめ

* 情報収集の8割は「読んで整理する」時間。そこをAIに任せる。
* AIに競合サイトを読ませて、比較表を自動生成させれば30分で完了。

さて、競合を知ったら、次は「どんな価値を提供するか」を考えなければなりません。
次回は、AIを「壁打ち相手(ブレストパートナー)」にして、
新サービスのアイデアを100個ひねり出す「アイデア発想術」についてお話しします。